間質性膀胱炎

膀胱炎は尿の中で細菌が増えて膀胱に炎症が起こり、トイレの時に痛みやトイレが近いと感じる症状をいいます。しかし間質性膀胱炎の炎症は細菌とは関係ない原因で起こっています。その原因は、アレルギーや尿の成分の異常や膀胱粘膜の異常が考えられていますが、はっきりとしていません。

 

年齢的には40歳以上が多いですが、若い人や子どもにもみられます。性別では女性に多い病気です。欧米に多いといわれてきましたが、わが国でもけっして少なくないことが最近になってわかってきました。

 

症状はいろいろですが、頻尿、残尿感、尿が少したまってもトイレに行きたくなる尿意亢進、膀胱不快感・膀胱痛などが多いです。

 

尿が少したまっても尿意を感じ、それを我慢していると膀胱の不快感や痛みとなるので、早めにトイレに行くようになるからです。トイレの回数は1日30回を超えることも珍しくないようです。痛みなどの不快感やトイレが近いために、外出や仕事、睡眠に問題が生じます。これは過活動膀胱とよく似た症状ですが、我慢するときの感じが、漏れてしまうというより痛みに近いのが特徴です。尿がたまると膀胱のあたりが痛くなるのは、典型的な症状です。

 

診断には膀胱の内視鏡や膀胱のふくらましを行います。それ以外では確定的な診断はできません。

 

典型的なのは、中年の女性で、膀胱炎のような症状があるが、病院に行って検査しても異常はないし、薬をあれこれかえてもよくならず、膀胱の痛みがひどくなってもやはり検査で異常がみつからないで、結局「気のせい」とされてしまうことが多いようです。